ヒレグロベラ (juveniles 15mm) Bodianus loxozonus
 
 発達したサンゴ礁のリーフの窪みや棚下などで、4月中頃から目に付くようになるのが
 写真のヒレグロベラの幼魚である。成魚は慶良間ではごく普通に見られるベラで背鰭後半
 から太い黒帯は独特で他と見間違うことはない。対して幼魚は頭部が黄色く、白い体の
 中央に1本の黒帯と尾鰭付根に明瞭な黒点がある。同環境に出現する同属の
 キツネベラ幼魚と見間違う事が多いが、キツネベラに尾柄部黒点はないので区別できる。
 ヒレグロベラとキツネベラ、タキベラの3種の幼魚は梅雨時期の貴重なマスコットである。

 
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