DIVING No.6
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2月13日 快晴 気温33度 水温30度
「クスメの法則」により今日は今までで最高の天気とコンディションとなった。今日最終日のポイントは
1日目のマリンレイクEX後に決めていた。「マリンレイク、タンク2本4時間勝負」である。
マリンレイクでタンク2本与えられ、フィルム交換電池交換何でもあり。でも4時間だよ。という事で
なんとも嬉しいダイビングスタイルなんでございましょうか!「こんなことはオケアノス以外希望しない」
とはナガノ氏の言葉。「13時には全員で弁当食べようね」を合言葉にバラバラに消えていった。
マリンレイク 240分2本勝負
何故かヤマナシさんはスキンでマリンレイク外輪を泳いでいる・・・ロケハンだ。んー、やるなぁ。
アサイちゃんはスーツが乾かないのが嫌だと水着だけで行く。。。4時間モツのかなァ〜。
まずは水深14m辺りにホシゾラハゼがいるというので行って見ると、より泥っぽい底に点々と巣穴があり
ホシゾラはペアまたは単独で出ている。シャイかと思って慎重に寄るが案外楽に近寄れた。
でも体色が思っていたほど黒くなく斑点が星空には見えなかった。その水深には長いこと居れないので
撮るもん撮ったらさっさと浅場へ向かい倒木のある場所へ向かった。倒木にはサツキハゼの仲間が
10〜15匹水面下2、30cmにいてみんな体長2〜3cmと小さい上にススーっと逃げていくので
以外に撮りにくい。その近くにはホソスジマンジュウイシモチの8mmくらいの幼魚が1匹。可愛い。
ワイドもバッチリ撮って「んー、モノクロで表紙にしようかなぁ」と考える。。。
スズメダイモドキのADやygも飽きもせず撮り続け、浅い水深でギンガハゼのペアを見付ける。
このギンガハゼは等倍まで寄っても引っ込まない「出来たハゼ」でエビもヒョイヒョイと2匹出てくるし
「こんなチャンスは滅多に無いに決まってる」と残りのフィルム10枚ほどこのギンガハゼに費やした。
この時点で大体50分ほど経っていたがまだ誰も休憩はしていない。ボートに戻りちょっと休んでいると
どこからともなくボートに集まってきた。何名かはもうフィルムを交換したらしいことや等倍ギンガ、
ホシゾラなどの情報交換をし、和やかに休憩を楽しんだ。
ナガノ氏は自前のカメラを持ちこんで来てマリンレイク水路外の−40m辺りでちょっと変わった
カスリハゼを撮ってきたというので見せてもらった。
見せてもらう?そうナガノ氏はデジタルカメラだ。しかもCANONの
超高級一眼レフで通常レンズがそのままの画角で使えるやつ。デジカメはフィルム交換もないし
1M程度(詳細は忘れた)なら300枚近く撮れ、オートフォーカスも正確でスピーディー。フラッシャーに
バリバリ合うらしく、撮って確認、修正再撮影が出来る。すっげぇ〜、いいなぁ。買ったら離婚されちゃうぜ。
11時半頃になりそれぞれが2本目を開始しはじめた。ボート傍で小ぶりのタコクラゲが泳いでいるので
まずはワイドで太陽入れ構図のタコクラゲを撮影。その後はウンチイソバナに向かった。
ウンチをした美しいイソバナは消えているがその奥には一枚位あるのではないかと淡い期待があり
入ってみたけど、無かった。仕方なく先日撮ったイソバナをもう一度見ていたら・・・
5mmくらいのマンジュウイシモチ数匹を見つけイソバナをバックに夢中で撮影する。
後からナベちゃん夫妻がやってきたのでチビマンジュウを教えてあげたが、ナベちゃんのハウジングには
20mmレンズが入っていた。
−3〜4mをキープしながら別の倒木にいくが魚はそれほど多くはない。テッポウウオを撮影しようと思って
近づくが寄らせてはもらえず、スズメダイモドキyg極小個体や何やら解らぬスズメダイなどを撮影している
うちに時間が迫ってきてしまいボート下に行くことにした。ボート下にはクロオビアトヒキテンジクダイと
イトヒキテンジクダイが逃げも隠れもせず堂々と出ている。良く見ると両種とも口に卵が入っているのが
見えるのでイトヒキの方から狙ってみるが、流石に後ろを向く。一応、数カット撮影しクロオビに移るが
クロオビの方が卵の成熟が進んでいるのか口からハミ出しそうなのを1匹見つけ執拗に狙う。
何枚かは其れなりに撮れたし、時間も良い頃合だったのでそのままEXした。
ボートには何人かが上がっていて片付けていた。次々とEXしてくる中、アサイちゃんが海パン1丁で
颯爽と上がってきたので「寒くなかった?」と尋ねると「ぜーんぜん平気」と甲高い声で応えた。
4時間って長いと思っていたけど実際潜ってみると丁度いい感じだなぁ。オケアノスでもこんなの
やりたいけど閉鎖されてる環境がないので、丁度良いポイントが作れたらやってみっかね。
6日間、17ダイブ。「合宿じゃないんだから」などと言われながらも、楽しく安全に潜ることが
出来ました。これも一重にアクアマジックさんとガイドの長野浩さん、アシスタントのKAZU君、
1日バックレたけどローカルガイドのカルビン、仕事とはいえ最終日4時間もマリンレイクに
付き合ってくれたボートオペレーターのカーターをはじめみなさんのお陰でございます。
特にこのツアーの全てのガイドを快く引き受けて頂いた長野浩氏に厚く御礼を申し上げます。