REPORT No.5
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3本の至福なダイビングを終了し、ホテルの桟橋までスピードボートでカッ飛んで行く間思い思いに過ごし
夕方5:00頃桟橋に到着。器材は船に置きっぱなしなのでスーツとハウジングだけ持ってシャワールームへ
直行、軽く水をかけてドアの外に置き各自シャワーでさっぱりする。年長のオヤジは初日1番に入ったが
洗濯も一緒にするので少々時間が掛かり、アサイちゃんに「洗濯するヤツァ最後だぁ」とべランメェに言われて
しまう。しかし最後だと気を使わずに洗濯が出来てハウジングもゆっくり丁寧に洗えて逆に良かった。
3名ともシャワーでサッパリしてビールでキュッーとやりNHKニュースを見ながら夕飯までの時間を待つという
のがMORI'S ROOMの日課となるが、時には2本3本とやってしまって失敗した日も少なくない。
パラオの夕食は外食である。パラオ料理、中華、和食、韓国料理と様々なレストランや居酒屋があり
その中で選択するのはちょっとした冒険となるが今回は長野浩という強い味方がいて
昼はフィッシュ・ウォッチングのガイド、夜は飯のガイドとなって頂いた。パラオ歴17年のベテランなので
全てお任せにして我々は飲み食いに専念出来た。まったくもって素晴らしく頼もしいガイドである。
毎日の飯は帰りのボートのトップ会談で決定していたがほとんど言われるがままであった。
夜7:40に迎えに来てもらい鱈腹食い11:00頃ホテルまで送ってもらって各部屋に戻りもう一杯やったり
TVを見たりして12:00頃就寝となる。
「潜って撮って食って飲んで寝る」という極楽的日々を過ごし幸せなこの上ない1週間である。
そんな極楽浄土的日常はいつまでも続く訳はなく、いよいよ帰る日となってしまう。おぉ、なんて寂しいのだろう。
午前中はマリンレイクで4時間タンク2本勝負でたっぷりと堪能、ホテルに帰ってから器材を洗って干し
ハウジングをばらして片付けて、あとはバックに詰めるだけにしてホテル近くの水族館へ出掛けることにした。
小さ目なパラオの水族館は子1時間もあればOKであった。普段「美ら海、水族館」などの立派なものに
馴れている人にとっては不満であるが、地元の海を理解する工夫がされていて立派な水族館であった。
言っておくが、水族館は教育の場であり見世物小屋ではない。水槽にいる魚が汚れていると文句を言う奴が
いるが、ちゃんと飼育している証拠であり何時行っても魚が綺麗な水族館は入れ替えの激しい駄目な
水族館である。判ったか!誰に怒るわけでも無いがオジさんとは怒るものだ。
最後の晩餐も終了してしまい、いよいよ帰る時がやってきた。午前2:30発という時間が難点であり
心行くまで「最後の晩餐」を楽しめないのが残念である。12:30頃やって来た迎えのバスに重い足取りで
乗りこみマリーナホテルを後にした。
空港は狭く、当然混雑している。しかも、荷物検査はX線検査ではなく手作業で検査する。
並んだ列から4,5人おきで検査官に呼ばれ荷物を大々的に開けて調べられるがアサイちゃんだけが
それに当たった。その他の人は検査も何も無いのが不思議というか大雑把というか・・・理解できない。
預け荷物の手続きが終わり出国税$20を支払い、出国手続き及び手荷物検査の列に並んだ。
1時間も並んだだろうか、ここも無事通過しグアム行きCO954便に乗りこんだ。
天候も良いので復路は順調そのものだ。座ってから即寝てしまい着陸時の激音で目が覚めたらグアム
だった。グアム空港でのトランジットは約1.5時間ほどであまりゆっくりとは出来ない。
ボーっとしていたら出発時刻が迫ってきたので、ちゃんとみんな居ることを確認後そそくさと搭乗した。
グアムから成田行きの飛行も順調そのもので、朝日の眩しい良く晴れた空に向かい手荒く飛び立ち
ほとんど揺れもない快適な空の旅だ。まだ日本で公開していないマットデーモン主演のコメディー映画を
観ている間に成田に無事到着。
全員何事も無く税関を通過、やや疲れた感じの顔で集合しお別れの挨拶をサクっとやって解散。
2月とは思えないほど不気味に暖かい中YCAT行きのリムジンバスに乗りこみ成田国際空港を後にした。
END
公式では3回目となるOCEANUS海外ツアー。今回も参加者、現地ガイドのご協力で
大変楽しくツアーを行うことが出来ました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
有難う御座いました。また、来年のツアーもお願いします。 OCEANUSオヤジ 森山 敦