REPORT No.4
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  翌朝自分のケータイの目覚ましに5:00に起こされた。横浜を出るときに合わせて解除するのを忘れていて
  驚いたが次の朝またしても5:00に鳴り出す。近くで寝ていたアサイちゃんが止めようとケータイを必死で
  探すが見つからず、やがて鳴り止むもアサイちゃんの怒りはおさまる筈も無く「今度鳴ったら海に捨てる」
  と吐き捨てた。
     
  異常な眠気もあってもう一眠りしたが中途半端に6:30で起きてしまった。起きて水を一杯のみ外へ
  散歩に出掛けた。シーンと静まり帰っているホテルの周りにはパラオ犬が数匹いて静かにこっちへ寄って来る。
  程よい距離で写真を数枚撮影すると食い物の匂いがしないからか、また静かに去っていった。
     
  朝食はホテルのレストラン外のテラスでする。初回に座った席が毎日の席になるのは周知の通りでオヤジは
  海側中央にセットしてあったテーブルに座り、愛想の良いフィリッピーナが運んできたコーヒーを頂いていると
  アサイ・クスメがやってきて同じテーブルに座りコーヒーを注文した。コーヒーは無制限に飲めるのだが
  朝食は毎日同じような洋食で、薄目のトースト2枚、ジャム又はマーマレード、卵、ベーコンかソーセージ、
  簡単サラダ。バリでは毎朝メニューから選んだのに比べるとちょっとお粗末だが毎日美味しく頂いた。
     
  食後にアサイちゃんが1番にウンチをしに行く。続いてクスメちゃんがテーブルから去りオヤジはコーヒーの
  おかわりをしテラスからの景色を眺め、ゆっくり流れる時間を楽しむ。実は起き抜けコーヒーの後に
  ウンチはしてあるので我慢している訳でもない。が、食後は自然と催すので
  もう一回ウンチをする。「毎日朝2回」が習慣の健康体だ。大体6:40前後起床、
  7:00〜7:30朝食が日課で部屋に戻りゆっくりとカメラの準備を整え8:40に朝食を取った
  テラスの桟橋にボートで迎えに来てそのままポイントに直行するから余裕の朝なのである。
  ほぼ時間通りにやって来たガイドの長野浩氏と軽く挨拶を交わす。オヤジ側としては「友達」であの魚の知識は
  尊敬を通り越し「憧れ」にさえなっている。パラオ行きの理由は「ベルズフラッシュの撮影と長野浩と潜る」が
  2大目的で、特にパラオのスズメダイが見たかったのであった。
  長野さんには事前に「全日本スズメダイ振興会」の「海外特別常任理事」に就任して頂いており、
  最高にして最強に頼もしいガイドである。

  アクア・マジックのボートは200馬力の船外機が2機付いていて恐ろしいスピードでカッ飛んでいく。
  オペレーター(船長)は少しくらいの波などヘッチャラでドンドン向かっていくのでケツが次第に痛くなって行く。
  初日は波がややありスロットルは緩めだが波と格闘するかのようにドンドン向かっていくその振動で
  ナベちゃんのケツには「蒙古斑」が出来てしまったくらいである。
  一部の心無い人から「本当に蒙古班じゃないの?」という声が出ていたが本人否定はしなかった。
  ポイントまでは50分位掛かるのでそれぞれ景色を眺めたり、寝ていたりして静かに過ごす。
  1本目ENが9:40、EXは10:40位で2本目のポイントに移動後12:00頃EN、
  13:00頃EXし屋根付き無人島などで昼食。どこでもそうだけどダイビングの弁当はお世辞にも
  美味いとは言えない代物が多く、ここパラオも例外ではない。
  潜っている間に釣ってきたマグロの刺身でも出たら良いのになぁ〜って思ったのは俺だけなのか・・・・。
     
  昼食後3本目は15:00〜15:30ENで前2本はほぼドリフトダイビングに対して3本目は
  内湾性ポイントで半自由行動的マクロ三昧であり、これは全員が嬉しいらしく「マリンレイクNo.3」は
  再三リクエストに上がっていた。
  ケラマには阿護之浦という立派な内湾があるけど、広すぎて中々難しい。
  マリンレイクはケラマでは見られないハゼやスズメダイが多く生息し水もクリアだし、
  こんな手ごろな内湾ポイントを喉から手が出るほど欲しているオヤジである。                                   
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ちょっとスレンダーなパラオ犬 固定メニューの朝食・・・不味い訳ではない ボートで直接迎えなのでとても便利だった EN直前の様子
整列している弁当・・・美味そう? 屋根付き無人島へ上陸する いつも居た黒テルテル坊主 海を見つめるナガノヒロシ