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 マクタン空港に到着後は入国手続きが待っている。毎回何かしらの問題が発生するが今回は
   とてもスムーズに完了し、無事空港の外に出られた。出てすぐの所に両替所が4,5軒あり
   それぞれが満面な笑顔で勧誘してくる。ピーコムは全ダイビング、全食事、クラブハウスでの
   ソフトドリンンク及びビンタンビアーが飲み放題なのでその気になれば1センタボも必要ない。
                         センタボ・・・フィリピン通貨。100センタボ=1ペソ=約1.85円
   オヤジは出国税550ペソも必要だし一応¥3,000分のペソを両替することにして
   4,5軒の両替所から一番の笑顔で「いいからこっちでやれ」と呼び込む所に行った。
   受取ったのは4,500ペソだったと記憶しているが、その隣のブッチョウ面の女がいる所で
   両替したイワイと比べて見たら明らかに多めな手数料を取られていた。ヤラレタゼ!
   全員が終了する直前、アサイちゃんが「トイレに行ってくる」と言い残し姿を消してから
   トイレにしては長い時間が経ち待っているみんなが「心配」し始める。。。えぇーここでなの?
   と、思い始めた時に戻ってきたアサイちゃんは短パンになっていた。着替えたのかよ。

   案内書には「ドライバーのドンドンが空港外で待っています」と書いてあり、ドンドンという
   フィリピーナを求めて移動していくと、そこにはYOSHIさん他数名が待っていてくれた。
   YOSHIさんとは一昨年東京で会い「遊びに来いよ」と言われていたし、マブールでの
   抜群なリサーチ、生物を見つける眼力、豊富な知識と観察力、心優しい人間性が魅力的で
   あるが何よりも「ハゼ好き・酒好き」がオヤジと共通し、今回のツアーテーマ「リボンゴビーを
   ちゃんと撮影し、泥ハゼを堪能する」を思いつきマクタン行きを決定したのである。
   「浅い所が面白くないとつまらないじゃん」という意見も一致している見解だ。
   お互い軽い挨拶を交わしていると、耳に5個も6個もピアスのあるイケイケ風ネェちゃんが
   「こんにちは〜♪」などと言いながら現れたので一緒に潜るお客さんかと思っていたら
   ローカルスタッフと一緒に車に荷物を積み始めた。ん?ヘルパーなの?良く働くお客?
   ・・・よくよく聞いたらガイドインストラクターだった。まったく失礼なオヤジである。
   
   車2台に乗り分かれ出発。
   まず行ったところが空港周辺の繁華街にあるイタリアンレストランであった。
   機内食が15:30頃と変な時間に配膳されたので19:30ではまだ空腹感はない。
   が、全員がサンミゲール(フィリピンの地ビール)で乾杯し無事に到着したことと、明日からの
   ダイビングの期待感の混ざった何とも表現し難い溜息をつく。
   レストランは失礼ながらフィリピンとは思えぬ立派な造りで、イタリア人風ファミリーなども
   来ていて本格的な感じである。我々の腹具合を考慮してYOSHIさんが選んでくれた
   パスタやピザが次々とテーブルに運ばれ、次々と口に運んでいく。なんだ、腹減ってんじゃん。
   いつの間にかサンミゲールからワインになり、この時期の天候や海中の様子、マクタンの
   レストラン事情(夜は外食なので)など他愛のない話で楽しいひとときを過ごす。
   レストランの外へ出ると暖かい風が顔に当たり心地よい。
   道路の向かいに屋台のような店が立並び、賑やかというよりもやたら騒がしいのでお祭りでも
   やっているかと思っていたら、「あれ全部屋台のカラオケ屋なんだよね」とYOSHIさんが
   教えてくれた。隣に負けないように大音量で歌うのだそうだ。それにしても凄い。

   レストランから20分程車に揺られ宿泊先のピーコム・クラブハウスに到着する。
   その場で女性2名と男性2名+2名で3部屋の部屋割りを決めてしまう。ヤマナシ夫妻は
   別れ別れとなり、オオクラ・ヤマナシ組とアサイ・オヤジ組でそれぞれ荷物を運んだり
   カメラのセッティングなど行う。クラブハウスは鉄筋3階建で、女性組は3階、男性2組は
   2階。1階はログをつけたりする談話室があり朝食はここで頂く。
   トイレ・シャワー室は1階に4つ、2階に1つあって順番を待つということはなくて良い。
   冷蔵庫が1階に大型1つ、2階に小型1つでそれぞれがジュースとサンミゲールで満タンだ。
   部屋は決して広くはないが小綺麗で清潔なシーツが敷かれたベットが3つと洋服タンス、
   ドレッサー、クーラーがあり何の不自由もない。
  ダイビング器材もメッシュに詰めハウジングのセッティング
  も終了したところで就寝。程好い酔いと軽い精神的疲労で
  すぐに寝付く筈だったが、壁越しに聞こえる大イビキと
  隣のベットから発せられるイビキでドップラー効果が生まれ
  面白くて寝付けなかった。

  アサイ・オヤジ組ルーム
                               つづく
   
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